2012年1月31日火曜日

雪の朝

1月24日(火)朝、前夜の雪で外は真っ白でした。



小枝に積もった雪が、ほんのり朝陽に染まりました。




関東平野に住んでると、雪は一大イベントです。


町中で雪景色をみる機会は一年に何度もありません。





無垢な雪。とてもはかない。


枝についた雪も、日が昇るとどんどん落ちていきます。



新雪に足跡をつけるのは楽しい♪いくつになっても。



うさぎ

こぶし




ろうばい

つばき


ハクセキレイ

久しぶりの銀世界、満喫できました。

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2012年1月26日木曜日

やまは家族で -箱根山-(Ⅳ)

新春箱根山ツアー最終日朝。富士山が雄大な姿を見せてくれました。











昨年末あたりから、富士山関連のニュースが目に留まるようになりました。

Weekly AERA (12月12日号)富士山 噴火と崩壊の恐怖,日経サイエンス(2月号)「特集:迫る巨大地震 」,毎日新聞(12月30日)「リスクと向き合う:3・11を経て M9以上の地震、火山に「波及」 大噴火対策を本格検討」、いずれも3月11日の東北地方太平洋沖地震の直後3月15日に起きた静岡県東部地震と富士山の火山活動との関連についての記事が載っています。年が明けて1月15日、テレビ朝日ザ・スクープスペシャル「過去からの警告~古文書と考古学が語る巨大津波~」の中でも取り上げられていました(当日肝心なところを居眠りして見逃しましたw)。

ま、話題になったから何か起きるだとか、話題にならないからどうだとか、そういんじゃないですが、富士山の活動史や地下構造、噴火のメカニズムからして、注意を要するらしい。



冬場、天気がいい日の夕暮れ時には、うちの近くからも、富士山がきれいなシルエットになってよく見えます。昨年、金時山()へ登った時にその姿を間近に眺めてから、いつか富士山に登りたいなぁと思うようになりました。


もしも富士山で噴火が始まったら富士登山なんてできなくなるし、ましてセントヘレンズや磐梯山みたいに山体崩壊を起したりしたら、あのきれいなシルエットは。。


そして、うちの辺りにも火山灰が積もることになるのかな。雨なら普通自分で流れてなくなってくれるけど、そうでないものが降ってくると大変です。雪だとか・・


(関東では)電車は遅れるし道路は渋滞だし。ま、雪ならいつか解けますが、火山灰はずっと厄介なんでしょうね。

今まで経験したことのない災害に備えるために重要な個人の能力の一つが、想像力だとか。『ここでヤバいことになったら・・、あそこで万一あんなことが起きたら・・』などなど思い描いて、自分の状況を悪化させないための回路を頭の中につくり、必要な準備をしておくのだそうです。ずぼらな私にはちょっと難しそうです。

五感とか感情に通ずるところを刺激してくれる小説のような読み物は、そういう意味で助けになるなぁと思ったりします。今まで読んだ小説の中で、富士山噴火に関するものをあたってみると、
 怒る富士 上・下(新装版),新田次郎,文春文庫,2007/09/10
 昼は雲の柱,石黒 耀,講談社,2006/11/29
この際読み返してみようか。「昼は雲の柱」は文庫版「富士覚醒」が昨年出版されています。火山災害物っていうくくりだと、
 死都日本,石黒 耀,講談社文庫,2008/11/14
 カグツチ 上・下,正吉良カラク,講談社,2007/10/17
もありました。どちらも霧島山の話。「カグツチ」はマンガ。「死都日本」は今読み返してるところです。2度目でもグイグイ引き込まれて読んでしまいます。

そういえば、ちょうど一年前の今日(1/26)、新燃岳でマグマ噴火が始まったのでしたね。現在、噴火はなく、マグマの供給も少し減ってきたそうですが、依然予断を許さない様子。霧島も一度いってみたい山。またひどい災害になったりせず、収束してくれればいいのですが。




















最終日の朝食は、お餅と餃子の雑炊。駒ケ岳山頂で食べた前日の昼食と中身がほとんど同じ。やっぱりお餅はいいですね。力がつきます。


私の小さい頃、冬になってミカンがでまわるようになると、母方の祖母が練炭でよく焼きミカンにして食べていました。その頃は、何か変な味に思えておいしいと思えなかったのですが、今回試してみました。これがこれが・・最高。じっくりと焦らず、転がしながら中まで火を通すのがこつ。ホカホカでジューシー。息子も気に入ってくれました。











ゆっくり午前10時すぎ、キャンプ場を発ち、前日姥子駅から車で下ってくる時に見かけたラスク屋さんに寄ってみました。


妻が、たくさん。。ママ友へのお土産だそうです。

ここからも金時山がよく見えました。



神奈川県立生命の星・地球博物館にもちょっと寄ってみました。”旅して学べ”です。
チンタオサウルス

箱根ジオパーク構想。今年3月に、日本ジオパーク申請を行う予定だとか。火山あり、歴史あり、とても適してる気がします。そういえば、富士山の世界遺産登録申請も、今年と来年が大詰めなのですね。


展示のひとつ、東海道分間延絵図(とうかいどうぶんげんのべえず)
駒ヶ岳の山頂をよく見ると、↑元宮がない??

今、山頂に建っているのは、昭和39年に再建されたものなんだそうです。
なるほど!勉強になりました。
クシファクチヌス


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2012年1月24日火曜日

やまは家族で -箱根山-(Ⅲ)




午後2時過ぎ、駒ヶ岳に着きました。

山頂、広い!

箱根元宮。右奥は大山

箱根元宮、地形と調和したそのフォルム

駒ヶ岳ロープウェイ、四角い構造体。下りでお世話になりました。


ここで、スカッと晴れていることを期待してたんだけど、頭上は雲。眺めは、かつがつ、、何とかありました。



遅めのお昼。


お餅と餃子とキムチで、ちからラーメン。お餅がよかった。お腹にたまって、あったまりました。


芦ノ湖,外輪山山伏峠,駿河湾





















駒ヶ岳で思う・・


芦ノ湖,三国山,奥に愛鷹山・・この起伏、大地の抑揚。


相模湾。関東地震の震源域、相模トラフの北端。


夕陽にきらめく駿河湾。巨大地震の巣、南海トラフの北端。


ここは箱根火山。

大涌谷の煙

壮大なメカニズム、地殻変動の結末が地表に露出する場所。


駒ヶ岳

ふと思うのです。地質学的スケールに比べればほんの刹那的な時間に、自然の恵みと激しさの間で偶然にも生かされている、吹けば消えるほどの我が身であると。。










箱根園からバスで姥子へ










あとは温泉へ直行しました。

温泉将棋♬


食事をすませ、時間いっぱい休憩室でねばり、キャンプ場に戻ったら速攻で就寝。
これぞ必勝パターンです。ぐっすり眠れました。


新春箱根山レポ、あともう一回だけ。。

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