2012年5月13日日曜日

やまは家族で -筑波山- ー旧ユースホステル〜ロープウェイー

新緑が・・


目からこぼれおちそうでした。


土曜日に、姉が甥っ子を連れて遊びにきました。実の弟に対してもまったく遠慮がちで水くさい姉のリクエストは、♪ハイキング♪

筑波山のコースの中でもお手軽な旧ユースホステルコースをゆっくりと、5人で歩いてきました。

このルートは広葉樹の森の中。好天にもめぐまれ、若葉の緑がそれはそれは瑞々しく鮮やか。



御幸ヶ原手前あたりからニリンソウがたくさん咲いていました。




歩き始めて1時間弱、たくさんの人でにぎわう御幸ヶ原に着きました。


妻が早朝から張りきって用意したお弁当。うまかった。

トウゴクミツバツツジ

うちの息子より3才したの甥っ子、山道を歩くのはまだちょっとおぼつかないところがありました。だけど、子供はあっという間に何でもできるようになっちゃいますよね。

すごい人手で、女体山への道は行列・行列・行列。

好天に恵まれた週末、女体山山頂も(危険を感じるほどの)大混雑。こういう時は、山頂を踏んで見るものを見たら、さっさと引き上げるにかぎります。






今回は、先週の竜巻の爪痕を目に焼き付けておこうと思っていました。田植えを終え整然と水をたたえる水田に囲まれた北条地区、その一角にブルーシートをかぶった家屋がいくつも見えました。

レーダー・ナウキャスト竜巻発生確度

5月6日(日)、栃木県南部から茨城県南西部にかけて3つの竜巻が確認されました(もう一つ福島県大沼郡でも)。当日は大気が非常に不安定で「竜巻を起こすような発達した積乱雲を発生させやすい気象条件」だったそうです(気象庁の資料)。当たり外れの確率は別にして、気象庁のホームページに出ていた竜巻発生確度の分布は、竜巻発生のポテンシャルが栃木県から茨城県南西部にわたる数十kmの地域で高かったことを表しています。自宅は、その領域にすっぽり入っています。

北条の町(女体山から)

その日のその時、私はうちで昼寝をし、子供は外で遊んでいました。『少し風がつよいな』くらいに思っていました。竜巻の被害を知ったのは夕方のニュース。その後、インターネット上に出ている解説を見るにつけ、実際に被災された方々と、いつも通りの休日を過ごした自分や自分の家族との間に、明暗を分けた必然的な理由がどれほどあったのか、それを考えると背筋の凍る思いがします。だからシェルター付きの鉄筋コンクリートの家を建てる、とかじゃぁないですけど。


山頂をあとにして、私以外の四人はロープウェイでつつじヶ丘へ。私だけ車をとりに旧ユースホステル登山口までもどりました。御幸ヶ原からは行き交う人もなく静かな下り道。一人になって、さっき見た北条地区のことや5月6日当時に何をしていたかを思い返したりしていました。あの日、あれが、自宅の真上を通っていたら。。


偶然によって生かされている、そんな気が時々するんです。


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2 件のコメント:

  1. >偶然によって生かされている、そんな気が時々するんです。

    そうですよね。よくそう思います。
    その明暗がどこでどう分けられているものか。。
    生かされている命を大切にしないと申し訳ない気がします。

    新緑の筑波山きれいですね。
    甥っ子さんも楽しまれて良かったですね。

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  2. sanae さん、ありがとうございます。
    日常のひとコマひとコマを、ちゃんと真面目に生きないとって思ったりしますね。
    その点、子供って泣いたりずっこけたりしながら、ほんとに一所懸命生きてるなって、見ていて感動しちゃいます。

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