2012年9月2日日曜日

やまは家族で -東天狗岳(北八ヶ岳)-(2)

今回の山行、とても反省してます。誰かが怪我したとかじゃないですが。無事山頂を踏んで帰って来ましたけど、息子と妻には無理させちゃいました。


午前8時過ぎ、ニュウ。



この日、テン場を出たのは午前6時過ぎ。帰り着いたのは午後7時近く。12時間以上かかっちゃいました。白駒池から天狗岳往復っていう計画自体がちょっと無理だったんですね。息子もけっこう歩けるようになってきたし、普通のコースタイムを何割か増しにして考えて、大丈夫、行けるでしょうと安易にやったのがいけなかった。


ニュウを過ぎてから息子の足が進まなくなりました。どうも体調が万全でなかったところもあったようだし、悪天も心理的にネガティブに働いたのかもしれません。




その上、私の判断ミス。中山分岐で午前10時前になってました。この時点で天狗岳はあっさり諦めて、もと来た道を引き返すなり、中山経由でテン場へ戻るなりすれば良かった。この日の息子の足と、その先の道のりを考えれば当然そうするべきだけど、そうしなかったんです。

12時、東天狗岳山頂。(西天狗はスキップ)


天狗岳を是非!という私のエゴが先走ってましたね。年に一度の夏山プチ遠征だし、”いつもより頑張る山行!”みたいな意識もそれを助長してました。


息子にしてみれば、そんなのにつき合わされるなんて、たまったもんじゃない。

ウラジロナナカマド


東天狗岳山頂を発ったのが12時過ぎ。朝、テン場を出たのは6時過ぎ。それまでのペースを考えると、この後テン場にたどり着くのは夕方になります。ちなみに日没は午後7時頃。



コケモモ

帰り道をニュウ経由にするか中山経由にするか、どちらも道はちゃんとついているものの、ニュウの方を時間に追われながら下るのはちょっといやな気がして中山経由にしました。

ゴゼンタチバナ



午後3時半、中山。妻もかなり辛そう。


午後もふか〜くなっていく中、パーティの余力が失われていきます。この状況、もちろん疲労自体気をつけないといけないですが、ちょっとしたところで怪我なんかするリスクも増してきますね。もし誰かずっこけて動けなくなったりしたら、一気にやばいことになってしまいます。

(それでもお花の写真なんか撮ってるという・・)
シロバナノヘビイチゴ




中山からの下りはとても長く感じました。


午後5時すぎ、高見石小屋。やっと先が見えた気が。。
あとは、日没までかかってもいいから怪我しないように白駒池までくだること。


二人ともヘトヘト。でもよく頑張りました。

白駒荘に着いたのが午後6時20分。前日、散歩に来た時に息子が目を付けてたストラップをご褒美にしてやりました。午後7時前、テン場へ着きました。
 「ま〜、ここから天狗岳まで、よくいってきたね〜」
青苔荘で受付した時(1泊毎に受付)、息子にお褒めの言葉をいただきました。ただ私には、この一日息子と妻に無理させちゃったっていうやましさもあり、
 『子どもに無茶なことさせんじゃないよ!バカ親!』
そう言われてるようで・・(_ _|||; 自滅)。

つづく〜

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