2010年11月7日日曜日

日光白根山 (Ⅰ)

この夏、中禅寺湖に家族で遊びに来た時に、この辺りのお山に近々登れたらなぁ・・と思ってました。男体山はちょっと直球すぎる気がしたので、太郎山か白根山あたりかなと。。地形図を見ると白根山の方が楽しそうなのでこっちにしました。白根山はまるで初めてです。夏道を使える間にということで文化の日に登ってきました。
奥日光のアメダス気温を見ると10月下旬から最低気温2~3度未満の日が何日かあったり、台風14号が通りすぎた後、南岸低気圧が発達して冬型の気圧配置になり前日からぐっと気温が下がってきてました。気象庁の衛星画像を見ると、脊梁山脈の日本海側は雲がべったり。雲の南端がちょうど日光白根山の辺りです。なので、上の方は白だなと。夏道が見えてればいいんだけど。。ただ一番心配だったのは、むしろ道路凍結。うちを発つ前にチェーンを購入しました。
ちょっと仕事がおしたので、うちを出たのは夜10時、湯元には午前1時半到着。幸い道路は全てドライでした。途中、明智平と戦場ヶ原で少し星空を楽しみました。戦場ヶ原を過ぎた頃から、車のヘッドライトに何かちらちら舞ってるものが。。。そうです雪です。小雪が舞ってました。私的には今シーズン初です。湯元に着くと、ちらちら「舞ってる」感じじゃなく、ちゃんと「降ってる」感じになってました。

湯元にて

湯元の温泉街を少し偵察。駐車場がたくさんあって安心しました。中曽根から下ってくることを考えて、旅館案内所前の駐車場(トイレ有)に車を停めました。そのまま車中泊。キャンピングカーも何台か停まっていました。
翌朝、天気が良ければ日の出前に発つ気でいたけど、ずっと雪がぱらついていたのでしばらく寝て待ちました。6時過ぎ起床。


午前7時、でっぱつです。同じ駐車場で、もう一人、山のかっこうをした方が準備をしていました。


スキー場の大きな看板。その奥に登山カードのボックスがありました。



カードに記入すると、気が引き締まりますよね。
男体山の上から朝日が差してきました。



山の方は雲。稜線は見えません。


湯元スキー場は、すごく緩斜面。子供のスキーの練習にはもってこいかも。
ゲレンデを横切ってリフトの脇を歩いていくと登山口。立派なテーブルとベンチがありました。ここから外山の尾根までが最初の難関、500m近く一気に登ります。



あれは男体山かな?

登山口からしばらく行ったところで、駐車場で準備していた方が後ろからいらっしゃいました。ほとんど空身。すたすたと登ってゆかれました。同じ駐車場だったし、今日は同じコースかな?と思ったり。。


登山口から1時間、我慢の登りの末に、朝日の眩しい外山尾根に出ました。トレーニングもしてないし睡眠不足も祟ってか、体が重くて足が進みません。


外山

南側はほんとにいい天気。男体山と中善寺湖が見えました。

高度を上げつつ、尾根上からやや北側に巻くように林の中を歩いていきます。黄色と赤の標識と先行した方の踏み跡をありがたく辿らせていただきました。ただ、初めての場所なので地形図片手に現在位置の確認を入念にやりました。


外山尾根出会いから30分ほど、天狗平です。





天狗平からさらに20分、前白根手前のピークに出ました。前白根山の方向を指す道標がありました。前白根の山影が雲の中にうっすら見えています。


樹木の背丈が低くなってきました。


前白根山頂は樹林帯が切れて、風がびゅーびゅーでした。


山頂の小さな祠。一時雲が晴れて青空が。。

猛スピードで流れていく雲の間から中善寺湖と男体山が見えました。こういうのはドラマチックですよねぇ。


立っていられないほどの風ではなかったけど、とにかくびゅーびゅー。巻き上げられた粉雪がパチパチ顔に当って痛い。。ビデオも何が撮れてるか・・適当にやってたわけです。


こういうところは早々に立ち去るに限ります。



避難小屋方面に少し下ると風が弱まりました。



前白根から尾根上を約20分、避難小屋への下り口。ここから樹林帯を抜けると避難小屋が見えてきました。


立派な避難小屋ですね。重たい引き戸の中は土間と二階建ての宿泊スペース。毛布もたくさんありました。
ここで若い男性2人組で菅沼から登ってこられた先客とお会いしました。条件が良くないので奥白根はやめて、一休みした後下山されるのだそうです。私の方は、雪もさほど深くなく夏道もかなり見えていて先行者のトレースもあることだし、アタックしてみることに。この時点で午前10時半。体が重くてちょっと時間がかかってしまってる気がしていました。日没は午後4時45分前後。下山開始から五色山を越えて中曽根を下り終えるまでに4~5時間みて、下山開始のタイムリミットは12時ということにしました。
菅沼からの2人組パーティに別れを告げて、奥白根に向かいます。もうひとふんばり!

ふんぬっ!次回へつづく~

Yodel-Ay-Eeee-Oooo♪