2010年10月22日金曜日

やまは家族で -地蔵岳- (Ⅱ)

地蔵岳アタック当日です。
前日はガスガスだった。天気予報じゃ回復傾向だっていうのは分かってたけど、前日のガスガスなのを実際見ちゃうと、これどおかな~と不安になるわけです。

でも、これですよ。


朝、薄明るくなってテントからちょっと顔出して上を見ると、木々の間から星が見えてました。
こ、これは!湖畔まで下りて確認。雲は上層だけ。かなりイーです。
湖面が凪いで、黒檜山も地蔵岳も上下対称に映ってます。


あぁ、良かった。心配事の一つが(文字通り)晴れました。
あとは息子がご機嫌に歩いてくれればOKです。頼むよ~。


朝食を済ませて、車で登山口の駐車場に向かいました。
全天うろこ雲。みごとです。


駐車場で仕度をして出発。副隊長を先頭に、新兵、最後が私です。
午前7時過ぎ。さ、頑張るよー。


ポニョ助もひょひょい歩いていきます。ママの後ろにピッタリくっついて。
おぉ、いいねえ。


石が少し濡れてて、バランスよく歩かないと滑ってしまいます。

ポニョ助も、ズルッ、ツルッ。

ズルッ、ツルッ。



ズルッ、ツルッ、ゴッ!







あんまりママにピッタリくっついて歩いてたから、
ツルッと前のめりになった瞬間にママのかかとがゴツッ!顔面に。。

しゃがみ込んで大泣きです。


唇がちょっと切れてました。「痛かったね~」「大丈夫だよ~」
が、もう泣き止みません。

こんな時は・・・と。












「あ!何だあれ!?おっきなキノコがあるよ!見てごらん!」




都合よく立派なのがありました↓

ま、常套手段ですね。これだけでケロリです。ヒヒ。さあ行くよ~。
再び歩き始めます。でも、やっぱりママの後ろにぴったり。。
今回はママよりもポニョ助のペースの方が速いみたい。


またあの惨劇が起きないようにポニョ助を制御しながら歩いていくと、





ゴッ!





えぇ?何が・・。

今度は妻が、、立ち木で頭を強打。「痛ーーーーい」。
ほんと痛そう。。

↓この横木で頭を強打


『君たち頼むよぉ、最初っから顔打ったり頭打ったり。。。』





気を取り直して出発ー!





と、それも束の間、「はぁ~、頭がくらくらする・・・酸欠だ」とへばる妻。




『へ?大丈夫か?まさか、Cプランもままならず、て、撤退?』




少し不安がよぎりましたが、その後は順調。

生意気にもポニョ助が「ママ、歩くの遅いよ。。」と抜かしたり。茶臼岳(I番外編)の時のヘタレ具合を棚に上げてよーゆーわ。ま、憎まれ口をきくのも成長のあかし・・ですかね。

午前8時。登山口からの最初の登りを終えて尾根に出ました。
これで今日の一番きついところは終わりです。10分くらい休憩しました。






さらに、ひと登り。地蔵岳北側のピークに着きました。8時半。



いい眺め。周囲の山々や湖が一通り見わたせます。ここでまた20分くらい休みました。


覚満淵

黒檜山と赤城神社

小沼


「ここから登って来てね。今、ここにいるんだよ。」解説してくれます。

鈴ヶ岳

榛名山と奥にうっすら浅間山

地蔵岳まで、あと一息です。



午前9時半頃、地蔵岳山頂に到着。
登山口から休み休み2時間半。まあ、こんなもんでしょ。みんな良く歩きました。


地蔵岳山頂の三角点と黒檜山

黒檜山と大沼


おぉ、赤城山レーダー。




ぐるっと!




リンドウも。

長七郎山と小沼

山頂でホゲホゲと、30分くらい過ごしました。

「これから、あのお池まで行って、それから向こうのお山へ登るよ。」
ここまでの調子を見ると、十分行けそうです。



天気に恵まれて、うーん、爽快!



一路、小沼へ。立派な木道の下り道。


小沼側から何組も登ってこられていました。「早いねえ。もう下りちゃうの?」声をかけてくださったり。。
フフ、我々はもう一つ頂を狙うのです。ゴー!Aプラン!


30分くらい下って、八丁峠。


いやぁ前回(茶臼岳I番外編)が嘘のように、ポニョ助がスタスタ歩いてくれます。
これならAプラン大丈夫そうです。さあ!どんどん行こう!

Yodel-Ay-Eeee-Oooo♪